WordPressの保守を自分でやる範囲|月1回・7項目のチェックリスト

WordPressの保守は、業者に任せないと危ない。よく聞く言い方ですが、半分は正しく、半分は言いすぎです。
保守を自分でやる道も、十分に現実的に選べます。条件はひとつだけで、「やること」と「やってはいけないこと」を知っていることです。
私たち AoideProduction は、保守を仕事として引き受けている側の事業者です。いまも外部2社のサイトで管理を続けています。その立場からでも、続けられる方は自分でやってかまわないと考えています。毎月やっている点検の中身を、自分でもできる形に整理しました。
なお、WordPressを始めたときに1回だけやる設定は、WordPressを始めたら最初にやるべき7つのことにまとめています。こちらは、毎月くり返す7つです。保守そのものが何をする作業なのかは、WordPressの保守運用とはで解説しています。
自分でやる保守は、月に1回・30〜60分が目安です。7項目を順番どおりに進めれば足ります。順番で気をつけたいのは、更新の前にバックアップを取るという1点だけです。
WordPressの保守を自分でやるのはアリ|向いている人の条件3つ
保守を自分でやれるかどうかは、パソコンの腕前ではあまり決まりません。決め手は、毎月続けられる習慣があるかどうかです。次の3つに当てはまれば、自分でやる保守は十分に回ります。
- 月に1回、決まった日に30〜60分を取れる
- 管理画面のIDとパスワードが手元にある
- 入れているプラグイン(=機能を足すための追加部品)が多すぎない
3つめのプラグインは、数が増えるほど更新の手間と、相性が悪くなる心配が増えます。使っていないものが混ざっていれば、点検のついでに整理していきましょう。
反対に、管理画面に入れない状態なら、点検より先にログイン情報を取り戻す必要があります。前の制作会社や担当者から受け取るものは、ホームページの引き継ぎで最初に確認する3つで整理しています。
WordPressの保守チェックリスト|月1回・7項目
上から順に進めてください。
| # | 項目 | ひとこと |
|---|---|---|
| 1 | バックアップを取る | 更新の前に、サイト全体を |
| 2 | 本体・テーマ・プラグインを更新する | プラグイン → テーマ → 本体の順に |
| 3 | 表示を確認する | パソコンとスマホで主要な3ページ |
| 4 | 問い合わせフォームを送ってみる | 自分宛てに1通 |
| 5 | ログインまわりを確認する | 知らない管理者がいないか |
| 6 | 期限を確認する | ドメイン・サーバー・SSL |
| 7 | 情報の古さを確認する | 営業時間・料金・お知らせ |
1. バックアップを取る
更新の前に、サイト全体のバックアップを取ります。更新で表示が崩れたとき、元に戻すための命綱になるからです。プラグインで「ファイルとデータベースの両方」を保存できれば十分です。
2. 本体・テーマ・プラグインを更新する
更新は一度に全部ではなく、プラグイン、テーマ、WordPress本体の順に進めます。古いままだと、知られている弱点を狙われやすくなります。ひとつ更新するたびに画面を軽く確認すると、問題が出たときに原因をしぼれます。
3. 表示を確認する
更新が終わったら、トップページ・問い合わせページ・よく見られるページの3つを開きます。パソコンだけでなくスマホでも見てください。崩れはスマホ側にだけ出ることがよくあります。
4. 問い合わせフォームを送ってみる
自分宛てに1通、テストの問い合わせを送ります。フォームは画面に表示されていても、メールが届いていないことがあります。この不具合は外から見ても気づけないため、毎月送って確かめるのがいちばん確実です。
5. ログインまわりを確認する
管理画面の「ユーザー」を開き、見覚えのない管理者がいないかを見ます。あわせて、使っていないプラグインは停止ではなく削除しておきましょう。止めてあるだけのプラグインも、弱点の入口になりえます。
6. 期限を確認する
ドメイン・サーバー・SSL(=通信を暗号化するしくみ)・有料テーマの更新日を確かめます。期限切れはサイトが急に表示されなくなる原因のひとつです。カレンダーに更新日を入れておけば、毎月は日付を見るだけで済みます。
7. 情報の古さを確認する
最後は中身の点検です。営業時間・料金・お知らせの日付が今と合っているかを見ます。半年前のお知らせが先頭に残っていると、それだけで「動いていないお店かな」と受け取られかねません。
7項目は、慣れれば毎月同じ順番で淡々と進められます。印刷用のチェック表を記事の最後に載せたので、手元に置いて使ってください。
WordPressの保守を自分でやると危ないこと3つ
自分でやる保守にも、つまずきやすい場面があります。どれも起きる前に「起きたらどうするか」を決めておけば、慌てずに済みます。
更新したら画面が真っ白になった
更新のあと、サイトや管理画面が真っ白になることがあります。プラグイン同士の相性や、サーバー側の設定が原因であることが多い現象です。ここで焦って設定をあちこち触ると、かえって状況が分かりにくくなります。まず手を止めて、取っておいたバックアップから戻すのが近道です。
バックアップは「取っただけ」では足りない
バックアップを毎月取っていても、戻し方を知らなければ、いざというときに使えません。一度だけでいいので、バックアップ用プラグインの「復元」画面を開いてみてください。どのボタンを押せば戻るのかを確かめておくだけで、気持ちの余裕がまるで違います。
不正ログインや改ざんに気づきにくい
見た目が普段どおりでも、裏側で書き換えられていることがあります。自分で確かめられる範囲は、チェックリストの項目5(知らない管理者がいないか)までです。それより深い調べものは、自分でやる保守がいちばん苦手な部分だと考えておくとよいでしょう。
WordPress保守を月額1万円前後で任せると何をどこまでやってもらえる?
ここまでの7項目は、自分でやる保守の範囲です。では、月額で任せた場合はどこまで含まれるのでしょうか。例として、私たちの「HPのかかりつけプラン」(月額9,800円・税込10,780円)の範囲を並べます。
| 自分でやる7項目 | かかりつけプランの範囲 |
|---|---|
| バックアップ・更新・表示確認 | 本体・テーマ・プラグインの更新、月1回のサイト全体バックアップ |
| ログインまわりの確認 | 不審なアクセス・改ざんがないかの確認 |
| 情報の古さの確認 | 文言修正・お知らせ追加などの修正対応(月3回まで) |
| ― | メール・チャットでの相談対応、月1回の作業レポート |
自分でやる範囲との違いは、作業の量より「困ったときに聞ける相手がいるか」のほうが大きいかもしれません。一方で、新しいページの制作やデザインの変更は、このプランにも含まれません。
保守サービスは、会社ごとに含まれる範囲がかなり違います。比べるときは月額の数字だけでなく、何が含まれて何が含まれないのかを確認するのがおすすめです。
自分でやるか任せるかの分かれ目
自分でやるか任せるかは、次の3つで考えると決めやすくなります。
- 月に1回の点検を、半年先も続けられそうか
- 画面が真っ白になったとき、自分でバックアップから戻せそうか
- サイトが止まったとき、予約や問い合わせが止まって困るか
3つとも「大丈夫」なら、自分でやる保守で十分です。どれかに不安があるなら、その部分だけ任せるという考え方もあります。
保守で守っているのは、サイトが壊れないことではありません。壊れても元に戻せることです。そう考えると、自分でやるか任せるかの違いは「戻すのを誰がやるか」の違いだと分かります。
自分でやるのも、任せるのも、どちらも正解です。途中で切り替えてもかまいません。
まとめ
- WordPressの保守は自分でもできる。目安は月1回・30〜60分
- 7項目は順番どおりに。バックアップは更新の前に取る
- バックアップは、戻し方まで確かめて初めて役に立つ
まだ何もしていなければ、今月はバックアップを1回取り、復元の画面を開いてみるところから始めてください。
自分のサイトの今の状態が気になる方は、無料HP診断で確認することもできます。
印刷用チェック表(月1回)
- ☐ 1. バックアップを取った(サイト全体)
- ☐ 2. プラグイン → テーマ → 本体の順に更新した
- ☐ 3. トップ・問い合わせ・主要ページをパソコンとスマホで確認した
- ☐ 4. 問い合わせフォームから自分宛てに送り、届いた
- ☐ 5. 知らない管理者ユーザーがいない/不要なプラグインを削除した
- ☐ 6. ドメイン・サーバー・SSL・有料テーマの期限を確認した
- ☐ 7. 営業時間・料金・お知らせの日付が今と合っている
読み終わったあとに、もし「やっぱり大変そう」と思ったら
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
WordPress の保守運用は、ひとつひとつは難しくありません。
でも、本業をしながら 「毎月、忘れずに、ちゃんとやり続ける」 のは、
思っている以上にエネルギーがいることだと思います。
もし、
- 管理画面を開くたびに「これ、本当に大丈夫かな」と少し不安になる
- 更新通知が来てもしばらく放置してしまっている
- 何かあったときに、相談できる相手がいない
…そんな状態が続いているなら、AoideProduction の 「HPのかかりつけプラン」 を一度ご検討ください。
HPのかかりつけプランとは
月額 9,800 円(税込 10,780 円)で、ホームページの定期点検と困ったときの相談を任せられるプラン です。
- WordPress の更新・バックアップ・セキュリティチェックを毎月実施
- 修正対応は月 3 回まで(文言修正、お知らせ追加など)
- メールやチャットでいつでも相談できる
- 月次で「やったこと」を簡単にご報告
「かかりつけ医」のように、何かあったときに 気軽に相談できる Web 担当者 が、月額制で隣にいるイメージです。
最低 6 ヶ月から。半年後は月単位で続けるか終えるか、自由に選べます。
実際にご利用いただいているお客様より
「HP の運用や維持管理など、長きに亘って手厚くサポートいただいています。
困ったことや細かな改善要望など、迅速かつ丁寧にご対応いただけるので非常に助かっております。」— Queta 代表 テツヲ様
「自分でやり続けるのもいいし、誰かに任せるのもいい。
どちらを選んでも、あなたのホームページが元気でいられることが、いちばん大事です。」
— AoideProduction 有田


